6月の米ISM製造業景況指数はさらに悪化
6月の米国ISM製造業景況指数は46.0で、前回から0.9ポイント悪化。8ヶ月連続で50を下回りました。
米ISM製造業景況指数は46.0で悪化
2023年7月3日に発表されたISM製造業景況指数は46.0でした。ISM製造業景況指数は50よりも低いと、景気が悪化していることを示すので、2023年6月も製造業の景気は悪化したことになります。これで8ヶ月連続の景気悪化となります。
予想の47.1を下回り、前回の46.9からも0.9ポイントの悪化となりました。
すべての指標が50を下回る
続いて、ISM製造業景況指数の内訳を見ていくと、今回はすべての数字が50を切る、悪い数値でした。
良い点としては、新規注文(New Orders)や注文残(Backlog of Orders)が前月比プラスな点があげられます。もしも、これらの数字が底打ちして伸びていくようであれば、景気後退の心配は少し緩和されるでしょう。
また、価格(Prices)が前月比-2.4ポイントの41.8に下がった点も、インフレの減速という点では評価できると思います。
しかし、全体としては数値は悪く、インフレが収まるにつれて、製造業の景気の悪さはますます明らかになっていくと思います。
結論:様子見の投資を続ける
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