バックナンバー(2023年8月)

8月
07

米7月のISM製造業景況指数は景気後退的だが、やや緩やかに

米国7月のISM製造業景況指数は46.4%でした。 前回が46.0%でしたから、製造業の景況感は引き続き後退しているものの、その速度は緩やかになっていることが分かります。 * 6月の米ISM製造業景況指数はさらに悪化 景気後退が遠のく、あるいはソフトランディング的な環境になる確率は上がっていると思います。 ニュースレターをメールで受け取る ISM製造業景況指数は46.4% ISM製造業景況指数は46.4%でした。 ISM製造業景況指数は、50%を下回ると景気後退的であることを示しますが、
3 min read
8月
04

フィッチによる米国債の格下げと金利上昇は買いのチャンスになる

ここ数日、米国株市場がぎくしゃくしています。(2023年8月3日執筆時点) その背景に、格付け機関であるフィッチが、米国債の格付けをAAAからAA+に1段階引き下げたことがあげられます。米国債の格下げによって、米国債価格が下がり(米国債金利が上がり)、それを嫌悪してマーケットは荒れ模様を呈しています。 ニュースレターをメールで受け取る フィッチが米国株を格下げ フィッチは、S&Pやムーディーズと並ぶ、大手格付け機関です。 もともと、今年の5月の時点でアメリカの連邦政府の債務上限問題を受けて、
4 min read
8月
02

ガンドラック氏:FEDの利上げは失策、金利はピークを超えた

FOMC後のガンドラック氏のCNBCインタビューから、複数回に分けて、債券王ガンドラック氏の見通しをお送りします。今回は金融政策や金利に関する部分をまとめています。 ニュースレターをメールで受け取る FEDは利上げをすべきではなかった ガンドラック氏は、以前から、FEDはこれ以上の利上げをすべきではないと訴えていました。 * ガンドラック氏:FEDが利上げを続ければ、経済は壊れる 今回、FOMCでの利上げを受けて、もはやインフレ率は十分に下がっており、今回の利上げは必要なかったと見解を述べました。 インフレ率は低下しており、CPIは9.1%から2.
5 min read