ガンドラック氏:FEDの利上げは失策、金利はピークを超えた
FOMC後のガンドラック氏のCNBCインタビューから、複数回に分けて、債券王ガンドラック氏の見通しをお送りします。今回は金融政策や金利に関する部分をまとめています。
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FEDは利上げをすべきではなかった
ガンドラック氏は、以前から、FEDはこれ以上の利上げをすべきではないと訴えていました。
* ガンドラック氏:FEDが利上げを続ければ、経済は壊れる
今回、FOMCでの利上げを受けて、もはやインフレ率は十分に下がっており、今回の利上げは必要なかったと見解を述べました。
インフレ率は低下しており、CPIは9.1%から2.
米国FOMC:FF金利は5.5%へ、市場参加者は利上げ終了を予想
※本ニュースレターは毎週平日の7:30に配信してきましたが、最近忙しく、2日ほどお休みをいただいてしまいました。しばらく忙しい状態が続きそうなので、今後は月曜日・水曜日・金曜日の配信とさせていただきたいと思います。
7月27日に行われたFOMCでは、0.25%の利上げが行われて、FF金利は5.25%〜5.50%となりました。市場参加者はこれで利上げは終わりだと予想しています。
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米国金利の天井は近づいている:FEDはあと2回、市場はあと1回の利上げを予想
5月頃からは、インフレの再燃と金利上昇を懸念して、ポートフォリオを小さめにし、慎重な投資姿勢を貫いてきました。そのため、ハイテク株を中心とした大相場に乗り損ねた側面もあります。
しかし、米国金利が天井をつければ、債券を中心に投資をしやすい環境が整ってきます。FEDはあと2回、市場参加者はあと1回を予想していますが、いずれにせよ米国金利の天井は近いことが分かります。
今回は、このあたりを確認したいと思います。
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米国金利が天井をつけると投資しやすくなる
現在、大きくポジションを取れない最大の理由は、米国金利がいつ天井をつけるかが分からないからです。
米国金利が天井をつけたことが分かれば、
日本の金融政策正常化(金利上昇)をトレードする方法
前回書いたように、いよいよ日本のインフレ率はアメリカを上回る水準になりました。
* 日本6月CPI:日米のインフレ率がいよいよ逆転、日本株は業績相場へ
そこで今回は、将来的に金融政策の正常化を受けて、日本の金利が上昇した場合に、それをトレードする方法を検討したいと思います。
日本債券のショート
まずは、金利が上昇するのであれば、シンプルに債券をショートするという手が考えられます。
個人的にもトレードしているのが、日本債券ベアファンド(5倍型)です。
この投資信託は、あまり優れた投資商品だとは言えません。5倍のレバレッジをかけるので減価も激しく、
日本6月CPI:日米のインフレ率がいよいよ逆転、日本株は業績相場へ
日本の6月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.3%で、アメリカの+3.0%を上回りました。
政策金利が5%程度あるアメリカを上回るインフレ率の日本がマイナス金利だというのは不整合な状態で、今後は日本の金融政策正常化が意識されるでしょう。
それは低金利・円安に支えられてきた日本株のボーナスタイムが終わり、業績相場へと移行していくことを示唆しています。
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日本の消費者物価指数(CPI)は前年比+
米6月小売売上高は、前年比+0.5%で実質マイナス
6月の米国小売売上高は前年比+0.5%、前月比+0.2%でした。
直近数ヶ月の米国小売売上高は、名目ベースではぎりぎりプラスを維持しているものの、実質ベースではすでにマイナス成長となっています。
今後のインフレ率次第では、名目ベースでのマイナス成長入りも考えられますが、その場合は景気後退が強く意識されるでしょう。
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米6月小売売上高は前年比+0.5%
米国の6月小売売上高は前年比+0.5%
ナスダックCEO:IPOマーケットに青信号が灯った
アメリカでは決算シーズンが続いています。今回発表されたナスダックの決算は、EPS・売上ともに予想を上回る好決算でした。また、アデナ・フリードマンCEOは、株式市場の将来について明るい見通しを示しました。
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ナスダックの決算(2023年Q2)
ナスダックの第2四半期決算は、以下の通りでした。
* EPS:$0.71(予想+$0.05、前年同期:
6月の米国生産者物価指数(PPI)は前年比+2.4%でインフレ終息の予感
2023年6月の米国生産者物価指数(PPI)は、エネルギーおよび食料を除くと前年比+2.4%、全てを含めると前年比+0.2%でした。
FOMCが気にしているのは消費者側の物価指数なので、生産者の物価指数はあくまでも参考値に過ぎませんが、それでも2%台まで順調にインフレが減速したのは驚きです。
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米国生産者物価指数(PPI)のインフレ率は、新型コロナ前の水準まで減速
2023年6月のエネルギーおよび食料を除いた米国生産者物価指数(
J.P.モルガンやウェルズ・ファーゴの好決算をどう考えるか
いよいよ2023年の第二四半期決算シーズンが始まりました。アメリカの決算シーズンは大手銀行から始まるので、今回はそれらの決算内容をお伝えします。
現在、マクロ経済の先行きを占う上で、銀行セクターは非常に重要になっています。銀行の貸出しや経営状況は経済全体にヒットしますし、金利の上昇が経済にどのような影響を与えるかを考える材料にもなるからです。
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J.P.モルガンの決算(2023年Q2)
J.P.モルガンの第二四半期決算は、以下の通りでした。
* EPS:$4.75(
米国6月消費者物価指数は予想以上のインフレ減速でドル安へ
2023年6月の米国消費者物価指数(CPI)は、前年比+3.0%でした。前回の+4.0%からは1.0ポイントの減速となりました。また予想の+3.1%を0.1ポイント下回りました。
ここ最近は景気の強さ・インフレの根強さを示していた中で、今回の消費者物価指数は非常に良い結果となりました。