ポートフォリオの確認と投資戦略の更新
日々のニュースレターでも、結論として投資戦略への示唆を書いていますが、しばらくポートフォリオや投資戦略をまとめたようなレターは書いていなかったので、今回はそうした内容を書きたいと思います。
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米国債の保有を減らす
サマーズ氏:景気後退を起こすまで金利を上げなければインフレは止まらない
サマーズ氏は、6月分の米国雇用統計を受けて、インフレとさらなる利上げが継続するだろうと指摘しました。
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サマーズ氏、雇用統計の強さを指摘
先日の米国雇用統計の数字を受けて、サマーズ氏は以下のように述べました。
数字は非常に強かった。新規雇用の増加率は米国の大人の増加率よりも2倍も多かった。すでに加熱している経済の中においてもだ。インフレ率を目標水準まで引き下げることとは相反する状態だ。また、賃金のデータは、FEDの目標よりも遥かに高いインフレ水準を示した。
雇用統計が非常に強かったことは、本ニュースレターでもすでにお伝えしている通りです。
* 米6月雇用統計は強く、引き続き、高金利が維持される
6月ISM非製造業景況指数:力強く反発、サービス業の景気は強い
2023年6月のISM非製造業(サービス業)景況指数は、前回の50.3ポイントから3.6ポイント上昇して53.9となりました。アメリカのサービス業の景気の良さを示した形となりました。
ISM非製造業(サービス業)景況指数は強かった
ISM非製造業(サービス業)景況指数の数値は、53.9で、前回の50.3から3.6ポイント上昇しました。前回は50ぎりぎりの数字で、
米6月雇用統計は強く、引き続き、高金利が維持される
7月7日の米国雇用統計では、失業率が3.6%、賃金上昇率が+4.4%でした。
失業率は3.6%で横ばい
まずは、雇用統計の数字をみていきましょう。
失業率は3.6%で、前回の3.7%から0.1ポイント下落しました。
前回の雇用統計では、
逆イールドが解消して、不景気入りするのは2024年末の可能性もある
短期金利が長期金利を上回る逆イールドは、不景気の前兆として知られています。実際に、過去の例をみると、逆イールドが生じると、それが解消した直後に不景気に陥っています。
そこで、今回は逆イールドが解消するタイミングを考えてみます。
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不景気の前兆として知られる、逆イールド
不景気の前兆として、多くの投資家が参考にしているのが短期金利と長期金利の「逆イールド」です。
通常、米国10年国債の金利(長期金利)は、米国2年国債の金利(
6月の米ISM製造業景況指数はさらに悪化
6月の米国ISM製造業景況指数は46.0で、前回から0.9ポイント悪化。8ヶ月連続で50を下回りました。
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米ISM製造業景況指数は46.0で悪化
2023年7月3日に発表されたISM製造業景況指数は46.0でした。ISM製造業景況指数は50よりも低いと、景気が悪化していることを示すので、2023年6月も製造業の景気は悪化したことになります。これで8ヶ月連続の景気悪化となります。
予想の47.1を下回り、前回の46.9からも0.9ポイントの悪化となりました。
* 米国ISM製造業景況指数:
セス・クラーマン氏:インデックス投資の落とし穴
セス・クラーマン氏は、最も尊敬されているバリュー投資家のひとりです。
あまり表に出ることを好まないため、TV番組の出演などは少ないですが、ウォーレン・バフェット氏にも、インデックスを上回るパフォーマンスをあげられる投資家として名前をあげられるなど、尊敬を集めています。
今回は、そんなクラーマン氏がバリュー投資家のバイブルであるベンジャミン・グレアム著『賢明なる投資家』の最新改訂版の編集に関わった関係で、その宣伝でいくつかのインタビューに出演していたため、その内容をお届けします。
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インデックス投資は平均リターンに負けない
著名なバリュー投資家であるウォーレン・バフェットは、
米国5月のPCEデフレーターは、前年比+3%台に減速
FEDが重視しているインフレ指標として知られるPCEデフレーターの前年比は+3.8%で、3%台まで減速しました。
依然として、FEDの目標インフレ率である2%を大きく上回る状態で、高金利も維持されると思いますし、住宅価格の推移などを見ていると、インフレ第二波への警戒も必要です。一方で、インフレとの戦いが地道ながらも進捗していることも確かだと思います。
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PCEデフレーターは前年比+3%台に減速
個人消費ベースのインフレ率であるPCEデフレーターは前年比+3.
住宅大手レナー社CEO:金利上昇や銀行の貸し渋りで供給が減っている
経済指標からマクロ経済を見ることも重要であり、本ニュースレターでは経済指標を積極的に紹介していますが、個別企業の決算をウォッチする中で、マクロ状況が見えてくることもあります。
今回は、米国住宅建設大手のレナー社が最新決算を発表したので、確認しておきたいと思います。今回の決算内容は2023年3月〜5月のものです。前回分は以下のニュースレターで紹介しています。
* 住宅大手レナー社CEO:住宅市場は底打ちも地銀の貸し渋りに注意が必要
レナー社の決算は予想を上回った
レナー社の決算は、売上の前年比こそ住宅価格デフレの影響などを受けて減少しましたが、EPS・売上ともに予想を上回る好決算でした。
EPSは$2.94で、
粘り強いインフレを見せる米ケースシラー住宅価格指数
2023年4月分のケースシラー住宅価格指数は、前年比-1.70%とデフレでした。しかし、前月比でみるとインフレが再加速しており、米国のインフレとの戦いは長期化しそうです。
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前年比ではマイナスがしばらく続く
2023年6月27日に発表された、4月分のケースシラー住宅価格指数(20都市)は前年比-1.70%でした。これは前回の-1.15%よりも減速しましたが、コンセンサスの-2.55%